一昨年 8月15日
それはコロナの影響をあまり感じていなかった俺が最も衝撃を受けたニュースである
大大大大大大好きだったアレンジサークルが活動休止を報告したのだった。
そうして
今に至る
バンッ!
度重なるメロンブックスの陰謀(発送遅延)に阻まれながら俺のもとにやっと届いた大好きなサークル最後の作品たち。
俺がこのサークルと出会ったのは中学二年生の頃。世間では「中学二年生の頃に出会った曲とは一生付き合っていくことになる」とよく言われる中学二年生の頃。
世の中には一目惚れという現象が存在するがその類として一聴き惚れというものもおそらく存在するのだろう。今思えばすごく恥ずかしいことだけれど、当時はYoutubeに無断転載されてた動画を再生して曲を聴いていた。その中で出会ったのがFELTの曲である「Hail Storm」だ。
夏休み最終日、毎年恒例で宿題をため込んでいた俺は深夜遅くまで宿題をしていた。横にはYoutubeを自動再生onにして次々と作業用の曲を流して
だけど「Hail Storm」のイントロに差し掛かった時、俺のペンを動かす指は止まった。
そしてサビを聞き終わった時、俺の意識は完全に曲に引き寄せられてた。それくらいの衝撃で、今まで感じたことないような脳物質が分泌されてるみたいだった。もちろん宿題は全然進まなかった。
初めて買った音楽アルバムはFELTの「Rising Nebula」。2017年の夏だった、広島県に帰省していた俺は叔母の家からバスに乗って広島市にあるメロンブックスに行ってその中でRising Nebulaを購入して、愛知の家に帰るまで開封できなかったのをもどかしく感じていたのを覚えている。そこからは毎アルバム予約購入をしていた。ほんと、インターネットって便利ね。
そして今回の作品たち。
なんと俺は音楽アルバム購入童貞だけでなく同人誌購入童貞すらもFELTに奪われてしまった!(買ってからよく考えて今まで同人誌という物を買ったことがないことを思い出した。)
本当に本当に大好きだった。新作のクロスフェードが上がる度にニコニコの動画に行って「いきがい」ってコメントを書きに行ってたし、それが嘘じゃないくらい本当に生きがいだった。
本当は新作を買うのを悩んでいた。漫画の最終巻だけ買わない人の思考と同じで、「ここで最後のを聞いてしまったら、僕の中のFELTも終わってしまうんじゃないか」って思ってたから、毎回投稿された瞬間に見に行ってたXFDも今回は一切手を付けなかった。
でも実際に作品が出たら行動は一つしかなくて、購入ボタンを押すのに躊躇はなかった。この一年が気持ちの整理をつけさせてくれたのかもしれないから、その点はNAGI☆さんに感謝しかない。
実際、新曲を聞いたら、いつも通り買ってよかったと思えた。
なんだ、意外と日常に溶け込んでるものって終わらないじゃんって思った。
ここまで思い出を語っているけど、俺は一度も現地に行ったことはない。だからNAGI☆さんがどんな人なのかを全く知らないし、舞花さんが普通にしゃべってるのを聞いたこともない。開き直るつもりじゃないけれど、それでも俺はFELTのファンを名乗りたい。
以上、オタクの文章ニーでした。
FELT、ありがとう。
これからもよろしくお願いします。